卓上電気ウォーマー
卓上電気ウォーマー
単相100Vの卓上電気ウォーマーの修理です。
回路的にも、難しくはありませんが、
基礎的なことの、おさらいを書いてみます。
症状は、加熱しないとのことでした。
サーモスタット以外にスイッチ類はない器具ですので、
コンセントプラグの両端で導通を測ってみます。

サーモスタットONでも、まったく、導通が出ません。
配線部の断線と思われますので、底板を開けることにしました。

かなり、汚れています。
ネジを抜きかけて断念したような跡や、
+の頭をなめた跡が見受けられました。
底板をはぐるのに、気合が必要そうです。

厨房で使われる用語を50音順に並べています。
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厨房用語
《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。

ちょっと磨いてみましたが、かなり回りにくいようです。
なかなかの強者かもしれません。

かなり、回りにくいネジがあって、いろいろな道具を
引っぱりだしました。
最後は、小型のバイスが活躍しました。

本体に入ったところに接続部がありましたが、
端子の接続部で接触不良となって、断線したもようです。
絶縁用のガラスチューブが焼けていたので、
すぐにわかりました。
(ホントは、もう少し考える修理のほうが好きなのですが。)

サーモスタットを ON にして、焼けた部分以降で、
抵抗値を測ると、8.3Ω です。
100Vですので、100(V)÷8.3(Ω)≒12(A)
12(A)×100(V)=1200(W)
製造銘板を見ると、消費電力は、1200W となっていましたので、
他のところは、問題ないようです。

サーモスタットで、片切りしてヒーターと、パイロットランプを、
並列に接続してあるだけの簡単な回路です。

本体内の配線は、すべて電熱用コードです。
このコードは、熱には強いのですが、
水には弱いので、水がかからないように注意しましょう。

念のために、サーモスタット単体の導通の確認と、
それぞれのコードの抵抗値を測定しました。
特に異常はありません。
プラグと、本体外のコードは、若干の抵抗が出ているため、
交換することにしました。

湯を沸かして保温するため、スケールが附着します。
早めに除去してやらないと、固まってしまうと厄介です。

ドレン用のアングルボールバルブです。
このバルブは、長年使っていると、ツマミが、
がたついてくる場合があります。
ツマミ中央の丸い化粧板を先の細いものでひっかけて外します。

中央にネジがあるので、しっかり締めておきましょう。
がたついたまま使っていると、ストッパーが傷んで、
開位置、閉位置で止まらなくなる場合があります。